記述と説明の限界について

物理学と哲学は、扱う対象も、主張を正当化する方法も異なる。物理学の仮説には数式化と観測による検証が求められ、哲学の議論には概念の区別と論証の整合性が求められる。両者を同じ説明体系へまとめることはできない。 それでも、両者 … 続きを読む

レプトンの世代構造は、空間ではなく時間方向の構造が投影された結果か

粒子は、日常的な小さな物体としてではなく、量子場の励起状態と相互作用の規則によって記述される。本稿では対象をレプトンに絞る。電子、ミュー粒子、タウ粒子は、同じ電荷と相互作用の規則を持ちながら、質量が大きく異なる。対応する … 続きを読む

粒子と時空は本当に「そこにある」のか

素粒子、時空、ブラックホールを一つの話として結びつけるとき、最も避けるべきなのは、既知の物理学から形而上学的な結論へ一足で進むことである。量子場理論が粒子を小さな固体として扱わないことと、時空が量子情報から生じることは、 … 続きを読む

AI の知能指数はいくつなのか

前回、WAIS™-IV の結果を読み直すことで、数値そのものよりも「自身がどの条件で力が出やすく、どの条件で負荷がかかりやすいか」を整理した。今回は視点を変え、日常的に使っている AI(ChatGPT 5. … 続きを読む

WAIS-IV の結果を読み直す

いまから 3 年ほど前、WAIS™-IV の結果を掲載した。社会復帰してからようやく今年を納め、振り返ると論理的思考や議論を求められる場面が非常に多かった。そこで今回はあらためて内容を整理し、自己理解を促進 … 続きを読む

自身の思想に対する批判的観点の整理

以下は、以前に提示した「キルケゴールと私の思想について」に対する、私自身による批判的観点の整理である。ここで示す批判は、それ自体が正しいから意味を持つのではない。これらは、あくまで私の思考が自己点検として機能し続ける限り … 続きを読む

暇つぶしの思索が、哲学として機能するとき

哲学とは、頭のいい暇人が、答えの出ない問いを延々と考え続けた結果生まれたもの。 そう言ってしまえば、たしかに一面では当たっている。人は、生きるだけで精一杯の状況では、「なぜ自分は自分なのか」などと考えていられない。哲学が … 続きを読む

わたしたちの祖先は曹操か

1. 問題の立て方 曹操(155–220)の血は、1800 年後の日本人である我々に届いているのか。本稿は、この問いを「父母を問わず全祖先を対象に」確率的に評価する。扱うのは“系譜的祖先”の存在確率であり、特定の遺伝子断 … 続きを読む