続:わたしたちの祖先は曹操か

「曹操の血は日本に入っているのか」という問いは、物語としては強い一方で、史料の性質上、断定が難しい。以前の記事「わたしたちの祖先は曹操か」は、この難しさを正面から受け止め、「祖先は世代を遡るほど共有されやすい」という統計 … 続きを読む

浅草で外人を罵倒する

1. 背景 舞台は東京下町・浅草。観光地としての顔が強い一方で、店の内側に入ると、いまだに「個人商店の密度」が高い街である。決済端末を導入している店も確かに存在するが、チェーン店のように「どこでも同じ」というわけではない … 続きを読む

生きているとはどういうことか

本稿の中心仮説は、生命・自己・意識・死を、特定の物質の種類ではなく「自己を保つために状態を更新し続ける仕組み(更新構造)」として統一的に理解できる、という一点に置く。さらに、死の本質は停止そのものではなく「更新を再開でき … 続きを読む

人間の寿命はどこまで伸びるのか

日本経済新聞の記事をきっかけに、2100 年の人間が何歳まで生きるのかを考えたくなる。しかし、この問いには一つの年齢では答えられない。平均寿命、健康寿命、最大寿命は異なる統計量であり、それぞれを動かす条件も、予測できる範 … 続きを読む

Python 3.x を広く維持するという選択

本稿の結論は明確である。Python 3.x 系全般を支持することは、古い言語仕様に固執する行為ではない。それは、現実のディストリビューション運用と長期保守、そして開発とテストのために古いディストリビューションを動作させ … 続きを読む

カテゴリー tech

中核仮説と構造化されたテーマの設計

本稿の目的は、昨年末くらいから書き進めてきた一連の論考が、どのような中核仮説にもとづいて構造化されてきたのかを明示し、そのうえで今後ここに記すべきテーマ候補を層構造として一覧化することにある。個別記事の内容は多岐に見える … 続きを読む

超弦理論と脳

世界の構造化は、基礎的な関係から上位の記述が成立する「創発」、状態や関係を区別する「情報」、観測や入力に応じて記述を変える「更新」という三つの観点から捉えられる。この見方を超弦理論と脳科学へ適用するとき、最初に退けるべき … 続きを読む

宇宙の終点は鉄なのか

「宇宙にある物質は、十分に長い時間がたてば鉄へ変わるのか」。この問いには、二つの異なる話が重なっている。一つは、恒星が核融合からエネルギーを取り出せる範囲である。もう一つは、恒星が消えた後も含めた宇宙の極長期未来である。 … 続きを読む

性自認はどのように決まるか

性自認が何によって決まるのかという問いには、現在も個人単位の答えがない。遺伝的な類似、出生前ホルモン環境、脳の構造や機能、身体の感じ方、発達過程、社会的な言語や役割について研究は行われている。しかし、いずれの測定値も、あ … 続きを読む