時間はどこにあるのか
時間についての議論が混乱しやすいのは、一つの「時間」という語が、異なる説明対象を指しているためである。相対性理論が扱うのは、出来事の順序、時計の比較、観測者ごとの固有時である。量子重力で問題になるのは、時空そのものを量子 … 続きを読む
時間についての議論が混乱しやすいのは、一つの「時間」という語が、異なる説明対象を指しているためである。相対性理論が扱うのは、出来事の順序、時計の比較、観測者ごとの固有時である。量子重力で問題になるのは、時空そのものを量子 … 続きを読む
「なぜ現在の私は、過去や未来の私ではなく、現在の私なのか」という問いは、一見すると同語反復に見える。しかし、宇宙全体に一つの「今」があり、その一点に自分が置かれていると考えると、なぜこの時点だけを現在として経験するのかと … 続きを読む
物理学と哲学は、扱う対象も、主張を正当化する方法も異なる。物理学の仮説には数式化と観測による検証が求められ、哲学の議論には概念の区別と論証の整合性が求められる。両者を同じ説明体系へまとめることはできない。 それでも、両者 … 続きを読む
素粒子、時空、ブラックホールを一つの話として結びつけるとき、最も避けるべきなのは、既知の物理学から形而上学的な結論へ一足で進むことである。量子場理論が粒子を小さな固体として扱わないことと、時空が量子情報から生じることは、 … 続きを読む
前回、WAIS™-IV の結果を読み直すことで、数値そのものよりも「自身がどの条件で力が出やすく、どの条件で負荷がかかりやすいか」を整理した。今回は視点を変え、日常的に使っている AI(ChatGPT 5. … 続きを読む
以下は、以前に提示した「キルケゴールと私の思想について」に対する、私自身による批判的観点の整理である。ここで示す批判は、それ自体が正しいから意味を持つのではない。これらは、あくまで私の思考が自己点検として機能し続ける限り … 続きを読む
哲学とは、頭のいい暇人が、答えの出ない問いを延々と考え続けた結果生まれたもの。 そう言ってしまえば、たしかに一面では当たっている。人は、生きるだけで精一杯の状況では、「なぜ自分は自分なのか」などと考えていられない。哲学が … 続きを読む
キルケゴールの実存思想から出発し、宇宙を存在の全体、生命を意味が生じる場、人間を両者の関係を自覚する存在として捉える。この構想は、自身が世界の中でどのように生きるかという問いを、宗教的実存から宇宙と生命の関係へ広げようと … 続きを読む