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光の速度はなぜ有限なのか
本稿は前回の「時間はどこにあり、「いま」はどこで生まれるのか」に続き、有限な光速が時間と因果に何を意味するのかを扱う。 光に質量がないなら、無限の速さで進んでもよさそうに見える。しかし特殊相対論では、真空中の光速 \(c … 続きを読む
時間はどこにあり、「いま」はどこで生まれるのか
「なぜ現在の私は、過去や未来の私ではなく、現在の私なのか」という問いは、一見すると同語反復に見える。しかし、宇宙全体に一つの「今」があり、その一点に自分が置かれていると考えると、なぜこの時点だけを現在として経験するのかと … 続きを読む
レプトンの世代構造は、空間ではなく時間方向の構造が投影された結果か
粒子は、日常的な小さな物体としてではなく、量子場の励起状態と相互作用の規則によって記述される。本稿では対象をレプトンに絞る。電子、ミュー粒子、タウ粒子は、同じ電荷と相互作用の規則を持ちながら、質量が大きく異なる。対応する … 続きを読む
粒子と時空は本当に「そこにある」のか
素粒子、時空、ブラックホールを一つの話として結びつけるとき、最も避けるべきなのは、既知の物理学から形而上学的な結論へ一足で進むことである。量子場理論が粒子を小さな固体として扱わないことと、時空が量子情報から生じることは、 … 続きを読む
宇宙の終わりはどうなるのか
はじめに 先日、暗黒物質の観測と宇宙の膨張について整理した。それは、宇宙の構造を理解するための基盤であり、今回扱う「果て」と「終焉」を考える前提となる。本稿では、その続編として、宇宙の膨張の確実性、果ての概念、そして最終 … 続きを読む
暗黒物質の観測と宇宙の膨張
東京大学の戸谷友則教授は、フェルミ・ガンマ線宇宙望遠鏡が 15 年間に蓄積したデータから、天の川銀河の中心方向を広く覆うガンマ線の余剰成分を報告した。放射は約 20 GeV で強くなり、銀河を球状に取り囲む暗黒物質ハロー … 続きを読む